つなぎ言葉第4回ということで、今回は3つご紹介したいと思います。つなぎ言葉は言葉が出てこない時などに有効ですが使いすぎると無駄が多くなり、言葉としてチープなものになりかねません。これから紹介するつなぎ言葉は使い過ぎずに良いタインミングと適切な場面で使うことを心がけると良いでしょう。
「Es que…」は自分自身の説明をする時や何かを決める時に合理的な意思決定をする時に使うつなぎ言葉です。特に何か他人の意見を否定したり、意見が合わなかったり、提案、依頼を丁寧に断ったりする時によく使われる印象があります。
先生: ¿No has terminado la tarea?
(宿題終わらせてないの?)
生徒: ¡Es que es muy difícil!
(いやだってすごい難しかったから)
A: ¿Por qué no quieres ir al cine?
(なんでその映画、見に行きたくないの?)
B: Es que no me gustan las películas de terror.
(いやだってホラー映画は好きじゃないから)
10. Este…(いや、え〜と….)
「Este」と書いて言う時は「エステーーー」と最後が間延びします。さらに言い淀んだ時は「エスーーーーーテーーーー」と2つの音韻を伸ばす形をとります。これは使い方は「pues」と同じですが、「este」はより言い淀みがある時に使います。スペイン語圏全般で使われていますが、特にウルグアイやアルゼンチンで多く使われます。
11. Sabes…?(ほら…./….ね?/ねえ)
「sabes」は文字通り、英語の「you know」という意味で使われます。主に文と文の間で言葉が出てこない時のつなぎ言葉なので特に意味はありません。話し言葉としてのみ使われます。語尾に置く場合は日本語で言う「〜なんだよね」というニュアンスで使われます。
Es muy importante para mí, ¿sabes?
(これは私にとっては大切なことなんだよね)
文頭に置く場合は英語の「you know what」(ねえ)という意味で話始めに注意を引きつけるために使います。
¿Sabes qué voy a hacer? Voy a dejar mi trabajo y mudarme a Hawái.
(ねえ私、これから何すると思う? 仕事辞めて、ハワイに移住するつもりなんだよ。)
今回は3つ紹介いたしました。つなぎ言葉シリーズは次回が最終回となります。当サイトはライティングの添削サービスですが、会話文をスペイン語で書くことを推奨しています。なかなか日々の会話で間違いに気づいたり、訂正してもらうことはありません。なので会話文のスペイン語作文を提出する場合はこのつなぎ言葉を使うとネイティブっぽい文章に近づけて効果的です。ぜひ次回もご覧下さい。